DATE2011.10.30
代表の個人的な話
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10月24,25日(月・火)で、いつもお世話になったり一緒に学んでいる
美容室の経営者の方達9名で鹿児島の知覧に行ってきました。
元々はロレアルの戸谷先生やセミナーの受講者の皆さんが知覧に行ったお話しを聞いて、
「一度は行ってみたいな〜」
と思っているところに、同じく話を聞いた西本師匠と中尾師匠で「じゃあ行こうか」と企画が立ち上がり、
お誘いいただいたのがきっかけでした。
僕の好きな中村文昭さんも、師匠の田端さんから若い頃に
「20歳の成人式は1人で知覧に行ってこい」
と言われた場所です。
ちなみに知覧とは、鹿児島の南端にある場所で、太平洋戦争の末期、多くの若い兵士が特攻隊として、
帰りの燃料を持たず、死ぬ事を前提として体当たりで敵艦目掛けて飛び立って行った最後の地です。
私は20代の頃はあまり深く考える事をせずに過ごしてきました。
30を超えてから、多くの出逢いや学びの中で大切な事を学ぶ機会をいただいてきましたが、
今回の旅は本当に衝撃的で、日本人であるなら知らなければいけない事だなと深く感じました。
明日死ぬ。
その事が確実な時、残していく家族になんと伝えるのでしょうか。
そして、当時の日本のTOPエリートである20歳前後の若者が、
感謝の言葉を残し「国のため、家族のため」といのちを散らしていきました。
ある者は日本の未来のため、ある者は残された家族のため、ある者は国のため。。。
僕の陳腐な言葉では書き表せません。
当時の日本の思想や戦争についてはたくさんの意見があると思います。
僕も全てを知っている訳ではないので、多くを語れませんが、
今の日本を形作っている一つに彼らの「いのち」が宿っている事を忘れてはいけないと思うのです。
出撃が決まった時、家族に手紙を書いている時、最後の夜、飛び立つ時、突撃する時、
どんな事を想ったのでしょうか。
知覧特攻平和会館やホタル館で、彼らの遺書や記事や遺品を目にして、
当時の状況を回想するだけで、涙が止まりませんでした。
神風特攻隊員たちの遺書(涙無しでは見れません)
僕らは歴史の中で起こった事を忘れてはいけないし、二度と繰り返してはいけない。
そして後世に伝えていく役割を持っているとも思います。
それを改めて知る事が出来ました。
私には生後9ヶ月の息子がいますが、分別がつくようになったら必ず知覧には連れて行きたいと思います。
むしろ1人で行って見て感じてきなさいと伝えるかもしれません。
さて、一泊二日の弾丸鹿児島ツアーを写真で少し振り返りたいと思います。
左後列から 茂木チャン、倉ちゃん、武ちゃん、岩田さん、さかちゃん
前列左から 自分、西本さん、中尾さん、ひでちゃん
出発前に羽田空港で記念撮影 激アツの最高のメンバーでした
鹿児島空港から車で1時間半。知覧特攻平和会館に到着。
到着して早々に、当時の飛行機や映画で使われたレプリカの飛行機がお出迎え。迫力に唖然。
中ではたくさんの遺書や遺品、当時の品が掲載されており、
涙無しではいられませんでした。
出撃の前夜は、この三角兵舎で壮行会が催され、酒を汲みかわしながら隊歌をうたい、
薄暗い裸電球の下で遺書を書き、また別れの手紙等をしたためて、出撃して征ったのです。
言葉にならない中尾師匠
宿に戻ってからは、浴衣に着替えて近くの銭湯にレッツゴー(嬉しそうな岩田さん)
夜は富屋旅館の別館にて宿泊です。
素晴らしいおもてなしをいただき、美味しい料理とお酒を堪能しました。
Youtubeの映像や「俺はきみのためにこそ死ににいく」の上映会が行われました。
翌朝は、実際に当時の隊員の方達が食事をとられたという和室で朝食をいただきました。
朝食の和室の横には庭と池があり、特攻の母「鳥濱トメさん」が空襲時に身を隠したという池がありました。
親しまれていた「鳥濱トメさん」の三代目となる鳥濵初代さんに
貴重なお話しを2時間ほどしていただきました。
本当にありがとうございました。
3代目女将の鳥濵初代さんとパチり。
鳥濵トメ資料館の「ホタル館」にも当時の遺書や遺品などが多く展示してあります。
ここには時間の都合上20分ほどしか滞在出来なかったのですが、
かなり号泣です。涙が止まりませんでした。。。
今回の旅では、仲間と大笑いもしたし、何度も大泣きもして、また仲間と大笑いして、
本当に素晴らしい時間を過ごす事が出来ました。
大人の修学旅行、たくさんの気付きと絆をいただき、
想いをきちんと繋いでいく役割をいただいた気がしています。
現代は、あの飛び立っていった若い人たちが望んだ日本になっているのだろうか。
目をキラキラさせて恥ずかしくない生き方を過ごせる様にしていきたいと思うばかりです。
そうそう、
帰りの鹿児島空港から羽田に帰る飛行機に乗り込もうとした細い連絡通路で、
JALの女性の方々が何かを手渡しで配っていました。
受け取ったときは「のど飴が2つとカード」のような物が入っていて、
「なんだ飴か〜」って思って、とりあえず飛行機に乗り込みました。
飛行機に乗って、その飴の中のカードを見て驚いたのが、
なんと手書きのメッセージが!!!
わお!
これ、一回のフライトで何人乗り込むと思ってるんですか。
数百枚単位を手書きで!?
だれか人を使っているかもしれませんが、こういった予測を上回る事が起こると、
人はどうなるでしょうか。
まずは驚いて感動しますよね。
そして人に伝えるのです。
実際に機内では、皆で「おおお〜」と驚きました。
更に驚くのが、1枚1枚文面が違うという事。
ぶったまげました。
更に、機内で離陸を待っている間にふと表を見ると、
表には整備師の方々が横断幕を持って、手を振っているではありませんか!!!
重ねてぶったまげました。
友人知人がJALに勤めている事もあるのですが、正直JALは先日の経営破綻している事もあって、
あまり乗りたいとは思っていませんでした。
そういった私の思いをすっ飛ばすかのような、今回の出来事で、かなり印象が変わりました。
これは稲盛マジックなのでしょうか。
一緒に行った岩田さんもブログに書いていましたが、やっぱり
「相手の予測を上回る」
って本当に心に残りますし、色んな人に伝えられるなぁと実感です。
私も、「相手の予測を上回る生き方」を積み重ねていこうと思います。
本当に今回の旅は、人生に於いて大きな学びと気付きになりました。
企画してくれた西本師匠と中尾師匠には改めて感謝です。いつもありがとうございます!
そして同行した最高の仲間にも感謝!!!
気持ちよく送り出してくれた妻にも最大級の感謝です。
知覧に行った事が無い人は、ちょっと遠いですが是非足を運んでみてくださいね。
トリプルダブル成田大祐
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品川区五反田 WEB制作・ホームページ制作
株式会社トリプルダブル
〒141-0031 東京都品川区西五反田1-24-4-810
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